2023年7月28に映画キングダムの3作目「キングダム・運命の炎」が上映される。まだアニメも映画も観たことのない人のために、キングダムの見どころを紹介します。
キングダムの魅力の1番は、ある程度史実に基づいている点です。紀元前200年代の春秋戦国時代の話です。横山光輝の漫画「項羽と劉邦」よりも前の時代の話です。この時代の史実が残されていることが、中国4千年と言われる所以でしょうか。ちなみに日本では紀元2~3世紀の邪馬台国の存在場所も明らかになっていません。
歴史の話、特に中国史などには詳しくない人でも万里の長城をつくった「秦の始皇帝」は聞いたことがあるのではないでしょうか。キングダムは、奴隷の子・信(山崎賢人)が天下の大将軍になることを目指し、後の始皇帝・エイセイ(吉沢亮)と中国統一を目指す物語です。
日本の太秦映画村にあたる「象山影視城」で撮影されたの咸陽のシーンや、日本での撮影された、山の民が住む地域のシーンなども、古代中国を彷彿させるシーンで、中国の広大さを感じ取れるシーンが随所にありそれだけで楽しめます。
登場人物も個性的で楽しませてくれます。キングダム独自のキャラクターの河了貂(カリョウテン・橋本環奈)は独特の風貌と可愛さで、戦闘シーンが多い映画の中にホッコリ感を出してくれています。圧倒的な存在感にして少しオネエ言葉の王騎(大沢たかお)。1作目では、戦闘場面はありませんが、迫力満点です。そして1作目の目玉は、山の民とその王・楊端和(ヨウタンワ・長澤まさみ)でしょう。風貌、運動神経、中国の奥地で生活している彼らならではの独特の雰囲気です。長澤まさみのスタイルもとても色っぽく、一見の価値があります。
余談ですが、エイセイの忠実な後見人役の昌文君を高嶋政広が演じているが、高嶋政広だとどうしても、最終的に裏切るように観えてしまう。最後まで裏切らなくて良かったです。
1作目はエイセイの弟・成蟜(本郷奏多)の反乱で乗っ取られた咸陽を、奪い返すという、解りやすい内容です。3作目が上映されるまでに、1作目、2作目を観て欲しい。
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