11月に映画が公開予定 「正体」のWOWOWドラマ版のあらすじ

ネタバレ無し

3.8

 夫婦殺害容疑で死刑判決を受けた鏑木慶一かぶらぎけいいち (亀梨和也)が脱走し、テレビなどマスコミに大々的に報じられる。逃走先で様々な人と交流し、交流した相手は脱走犯と気づくが、「この人が人殺しか?」と疑問を持つ。果たして鏑木の脱走の目的はなんなのか? 

 脱走から一月後、鏑木は「遠藤」と名乗り作業現場で働いている。現場の作業員が仕事中に怪我をするが、労災認定しない会社に不満をもった野々村和也 (市原隼人)は「遠藤」に相談する。「遠藤」は法的な知識を使い会社から見舞金を引き出させる。野々村は「遠藤」に感謝するが、首の後ろの痣から、「遠藤」が鏑木ではないかと勘づき、「遠藤」の行動を尾行する。そして「遠藤」が井尾由子 (黒木瞳)という女性を探していることをしる。

 脱走から約4か月後、金髪に変え「那須」と名乗り在宅ライターとして、メディア会社の安藤沙耶香 (貫地谷しほり)と出会う。両親を亡くし一軒家に1人で住む沙耶香は、ネットカフェで過ごす「那須」にルームシェアを提案する。料理をつくってくれる「那須」に沙耶香は惹かれていく。

 ある日、自殺しようとしている弁護士の渡辺淳二 (上川隆也)を「那須」が助ける。渡辺は痴漢冤罪事件にあって苦しんでいた。同じ境遇の渡辺を不憫に思い、沙耶香に記事にするように依頼する。「那須」のおかげて渡辺は弁護士として復活する。

 沙耶香の元恋人が押し掛け沙耶香を襲うが、「那須」が追い払う。元恋人は「那須」が鏑木だと気づき警察に通報する。刑事の又貫征吾 (音尾琢真)らが駆け付けるが、沙耶香が体を張って助け、「那須」は脱出する。

 脱走から1年、「久間」と名乗り宗教団体の講演会に参加していた。そこには井尾由子の妹、笹原浩子 (若村麻由美)、近野節枝 ( 高畑淳子)らが参加していた。2人は入会し、家族の情報を教団に知られた節枝は、オレオレ詐欺にあってしまう。「久間」は教団が怪しいと弁護士の渡辺を節枝に紹介し、姿を消す。

  脱走から四八八日。鏑木は「桜井」と名乗り井尾由子が入居するグループホーム「アオバ」で働いている。同僚の酒井舞 (堀田真由)は、まじめに働く「桜井」に好感をもっている。ある日舞は、井尾由子に「あの日の記憶を思い出す」ように迫っている「桜井」を目撃する。「桜井」が鏑木ではないかと気づいた舞は、同僚の四方田保 (濵田崇裕)に相談すると、四方田はすぐに警察に通報し、鏑木は警察に囲まれる。脱出しようとした鏑木は窓から飛び降り意識不明の重体に陥る。

 警察に捕まった鏑木を救おうと弁護士の渡辺淳二 (上川隆也)を中心に野々村和也 (市原隼人)、安藤沙耶香 (貫地谷しほり)、近野節枝 ( 高畑淳子)、酒井舞 (堀田真由)らが無罪を信じて動き出す。

 彼、彼女らは鏑木慶一かぶらぎけいいち を救うことはできるのか?

 11月29日、横浜流星が主演で映画が公開されます。

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