ゲイの純愛物語
主人公の大友恭一(大倉忠義)は、他人から言い寄られれば断れない優柔不断なダメ男。妻・千佳子(咲妃みゆ)がいるが、瑠璃子(小原徳子)と不倫中。不倫のことをネタに興信所に勤める大学の後輩・今ヶ瀬(成田凌)に脅されて体を要求されて、キスをされる。
その後もこりずに瑠璃子と不倫を続け、今ヶ瀬に見つかり下半身まで責められる。
千佳子との仲をとりもとうと食事に誘うが、千佳子に別れを切り出される。千佳子も不倫中。離婚した恭一が1人で暮らすマンションに今ヶ瀬が住むようになる。
しかし今ヶ瀬は、瑠璃子と切れない恭一とギクシャクし、マンションを出て行ってしまう。そんな今ヶ瀬を、恭一は再び食事に誘い、マンションに連れ戻す。未練がましいのというのか、よくわからない男。
恭一は大学時代の元カノ・夏生(さとうほなみ・ほないこか)に再開する。さとうほなみの出演は、は、この映画にはぴったりかも。後日、恭一と夏生が食事をしているところに今ヶ瀬が彼氏と一緒に現れる。夏生も今ヶ瀬の学生時代の先輩だ。今ヶ瀬は恭一の携帯を見て、二人が会うことを知っていた。何度も携帯を見られる恭一はやっぱり間抜けだ。恭一と今ヶ瀬はトイレで言い合いになるが、今ヶ瀬と彼氏は先に帰ってしまう。
夏生は、酔った恭一をマンションまで送っていくが、そこには今ヶ瀬がいて「お帰り」と恭一を向かい入れる。夏生はその光景に絶句する。
後日、恭一をめぐって今ヶ瀬と夏生のバトルが勃発する。何故か恭一はモテル。「引いてください」という今ヶ瀬に、夏生は辛らつな言葉で言い放つ。呼び出された恭一がどちらかを選ぶように迫られるが、なかなか決めれない。最終的に夏生を選ぶが、ちょっと今ヶ瀬が可哀そう。
恭一はそのまま夏生とホテルに行くが、今ヶ瀬のことが気になって出来ない。恭一は本物のゲスではないのかも。
部屋に戻った恭一に、今ヶ瀬が「俺と寝てください。これを拒まれたらもう二度と触らない」と言う。拒めない恭一が受けいれて遂に体の関係をもつ。際どい描写が繰り広げられる。恭一は今ヶ瀬の誕生日に贈るワインについて部下のたまき(吉田志織)に相談する。たまきは会社の常務の内縁の妻の娘だ。
常務が死んで葬儀に参列した恭一は、父親が死んだにも関わらず娘として葬儀に参加できないたまきに同情し、例によって惹かれていく。 たまきは恭一の部屋に出入りするようになるが、恭一の昔の恋人が男とは気づいていない。そして、結婚話へと進んでいく。恭一と今ヶ瀬は、別れることをを決断し、2人で海にドライブする。
それでも恭一は、今ヶ瀬が忘れられずに、ゲイバーに探しに行くが、悲しみのあまり泣き出してしまう。ここまでくると、今ヶ瀬のことが本当に好きなんだろう。今ヶ瀬も恭一の後をつけたりと、わざとバレるようなストーカー行為を行っている。見つかった今ヶ瀬は、そばにおいてくれというが、恭一にお前はもう要らないと言われてしまう。
しかし、たまきが恭一の部屋に泊まらずに帰った日、今ヶ瀬を部屋に挙げて行為に及んでしまう。しかも立場が逆転した行為を行う。よくわからないが、更に一線を越えたのだろう。今ヶ瀬に彼女と別れてくれと頼まれると、恭一はあっさりOKし、一緒に暮らそうと言い始めるが、何故か今ヶ瀬は部屋を出る。
たまきに、昔の人が戻ってきそうだから別れてくれと切り出す。たまきは、戻ってきたらいなくなるから、それまでそばにおいてくれとお願いするが、断られる。しかし何故、恭一はこれほどもてえるのか?
最後は、今ヶ瀬は、ほかの男性との行為の途中に泣き出し、恭一は今ヶ瀬愛用の灰皿を洗ったシーンで映画が終わる。
恭一のゲスな恋愛映画というより、恭一と今ヶ瀬が本気で惚れあった純愛の映画といった方がいいのだろうか?巻き込まれたたまきは可哀そうだ。
コメント
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