イヤミス映画  暗黒女子

 

湊かなえの作品かと間違うぐらいのイヤミス

イヤミス・・・読む(観る)とイヤな気分になるミステリー。第一人者は湊かなえだろう。この映画はそれに匹敵するイヤミスが味わえる。

 学園一の人気者で、白石いつみ、いつみの親友澄川小百合、貧困だが奨学生として入学した新入生、二谷美礼、料亭の娘でスイーツづくりが趣味の小南あかね、ブルガリアからの留学生、ディアナ・デチェバ、作家デビューしている2年生、高岡志夜の6人が所属する聖母女子高等学校文学サークル。

 6人は和気あいあいと、時に顧問の北条先生(千葉雄大)が赤面するような過激な表現をもちいたりと、真剣に文学に取り組む女子高生達だった。

 ある日、聖母女子高等学校の経営者の娘でもありサークルの会長の白石いつみ(飯豊まりえ)が、スズランの花を持って、学園内の花壇で死んでいた。スズランは何の意味をもつのか?犯人はいつみが所属する文学サークルの中にいると噂される。

 文学サークルの新会長・澄川小百合(清水富美加・千眼美子)のもと、「いつみの死をテーマにした朗読会」が何故か闇鍋やみなべとともに、開催される。

  二谷美礼(平祐奈)、小南あかね(小島梨里杏)、ディアナ・デチェバ(玉城ティナ)、高岡志夜(清野菜名)の順番で朗読が繰り広げられる。全員がいつみに憧れて文学サークルに入ってきた人だった。だが、論文の内容は、サークルの仲間の悪事を暴露し、犯人を指摘するものだった。

 そして最後に澄川小百合(清水富美加)の朗読がはじまるが、それは小百合の朗読ではなく、いつみの書いた文章だった。

  そこには、今朗読をした四人は、いつみに憧れてサークルに入ってきたのではなく、脅されて入ってきたのだと。美礼は援助交際、あかねは放火犯、ディアナは姉殺し、志夜は盗作を暴露される。

 その後、話は急展開。全員が嘘つき!全員が嫌な奴!誰が1番腐っているか?闇鍋の役割は?

 想像できない結末が待っている。

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