懐かしい~昭和には普通にあったハラスメント
TBSで放送の連続ドラマ。主人公の小川市郎(阿部サダヲ、中学校教師・野球部監督)が1986年(昭和61年)から、2024年(令和6年・38年後)にタイムスリップする物語。
私には、1986年(昭和61年)には記憶に残っている出来事は無いが、1年前の1985年は日航機墜落事故、阪神タイガース日本一、桑田・清原のPL学園が夏の甲子園優勝、その後のドラフト事件を覚えている。
バスに乗車中の小川が、令和にタイムスリップしてしまう。令和の人々の、スマホ、電子タバコなど昭和には想像できないものがあふれていて混乱する。
向坂サカエ(吉田羊)、キヨシ(坂元愛登)母子は、令和の時代に発明されたタイムマシーンで意図的に1986年(昭和61年)にタイムスリップしてきている。
キヨシは小川の娘、淳子(河合優実)に一目ぼれし仲良くなる。サカエは昭和の先生たちの態度にあきれ、令和に戻ろうとするがバスに乗れず昭和に居座ることになる。淳子たち不良娘のスタイルが懐かしい。
タイムスリップした小川は、行きつけの喫茶店のトイレで昭和に戻る空間を発見し無事に戻るが、その喫茶店で出会ったシングルマザーの犬島渚(仲里依紗)に会いたくて、再びバスに乗りタイムスリップする。その後トイレが改装され空間が無くなり昭和に戻れなくなってしまう。
という設定で物語が繰りひろげられていきます。昭和世代の者としては、懐かしく昔はこんな言動もOKだったなーと思いながら見ていますが、若い世代からしたら、展開される昭和の言動、行動が信じられないそうです。確かに20代以下の人にとっては、バスや電車の座席でタバコが吸えてたなんて考えられないだろうし、下ネタ番組が公然と放送されていたなんて信じられないだろう。こんな昭和を過ごしてきたおじさんにとって、現代のコンプライアンスは理解していても、なかなか適応できないのです。
また、第三話現在までは、物語の途中にミュージカルが組み込まれている。多分、賛否両論あるだろうが、アクセントが有り面白い。宮藤官九郎らしく、思い切った演出だ。
昭和のおじさんは、小川(阿部サダヲ)の令和での奮闘ぶりを楽しみ、平成世代は、今現在、時代にそぐ会わないおじさんたちは、昭和の習慣から抜け出せずにもがいていのだと温かい目で見守っていただければ幸いです。
楽しみに次回の放送を待ちたいです。
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