不死身の綾瀬はるか 期待通りのアクション映画
ネタバレ有り
あまり予備知識なしで観に行った映画だが、内容的には複雑でなく、分かりやすい映画であった。ストーリーの面白さを期待するよりは、綾瀬はるかのアクションを楽しむ映画だろう。
時代は大正時代、陸軍の一行が秩父にある細見家を襲撃するとこから始まるが、何らかの機密事項に関して陸軍が動いている。無抵抗の使用人らを惨殺するシーンから、この映画の方向性が見えてくる。細見家の主人の息子・細見慎太(羽村仁成)だけが脱出し、「東京の小曽根百合(綾瀬はるか)のもとへ行くように」という言葉に従い、東京に向けて汽車に乗る。
百合は、新聞に載った秩父の細身家惨殺事件に、台湾での諜報員時代の知り合いの筒井国松(石橋蓮司)が犯人であると新聞にの載っていることに疑問を感じ、秩父まで様子を見に行くが、陸軍が細身家の家を見張っているため、近づけずに汽車で東京に戻ろうとする。
慎太は汽車の中で、陸軍の連中に見つかり襲われるが、乗り合わせた百合に助けられ汽車を飛びおり脱出する。ここから二人の逃避行が始まる。
途中、廃工場で居合わせた南始(清水尋也)と行動を共にするが、彼も陸軍の凄腕の諜報員で、百合と壮絶なバトルを繰り広げることになる。清水尋也は、こわい役が多いような・・・
二人は何とか東京の那珂(シシドカフカ)が経営するカフェ・ランブルにたどり着く。そこで百合に協力する弁護士・岩見(長谷川博已)から、細見家が狙われる理由を聞かされる。慎太の父・細見欣也(豊川悦治)は、陸軍の隠し資産を上海の口座に隠しもち、その口座を開けるためには、暗証番号と慎太の指紋が必要というとで、陸軍から狙われている。しかもその口座は、10日以内に開けなければ、消滅してしまう。
岩見は元海軍の出身で、海軍時代の知り合いの海軍大佐・山本五十六(阿部サダオ)に保護を求める。陸軍と海軍は敵対しており、海軍としては陸軍の隠し資産を奪い取れれば本望ということで、慎太の保護に同意する。しかし、山本五十六も腹に一物持っている様子。
そこから、百合たちが慎太を海軍に届ける壮大なバトルが繰り広げられる。慎太を無事にとどけられるのか?山本五十六は味方なのか?百合の命はどうなるか?
実際の映像で結果をお楽しみに。
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