出演者が、阿部寛、磯村優斗、清野菜名、高杉真宙等出演のホッコリ映画
そもそも警察に音楽隊なるものが実在するのか調べてみたら、実在した。各都道府県に存在し、演奏会なども開催している。
刑事課に所属する成瀬司(阿部寛)は、アポ電強盗の強引な捜査や部下からパワハラを告発され、小学生時代に太鼓を習っていたから適任だとこじつけられて音楽隊への移動を命じられ、成瀬はいやいやながら、音楽隊に参加する。
音楽隊には、来島春子(清野菜名)のように好きで参加している人もいるが、北村裕司(高杉真宙)のように積極的ではない人も存在している。実在の警察音楽隊にも嫌々参加してる人もいるのだろうか?
入隊最初のころは、隊自体が下手で、カラーガード隊ももめたり、見学に来ていた知事から、予算の無駄だと言われる始末。
成瀬は比較的早く(はやすぎるぐらい)、音楽隊での活動を受け入れ、バンド活動をしている娘、法子(見上愛)らと一緒に練習したり、積極的に活動する。その姿に隊員たちの気持ちも一つになっていく。
まとまりかけてきた音楽隊に、県警本部長の五十嵐(光石研)が予算の無駄だと、解散を言い渡す。
成瀬が刑事の時に追っていたアポ電強盗が、警察音楽隊のファンで成瀬と仲が良かったおばあさんを殺害するという事件が起こる。成瀬の部下だった刑事の坂本(磯村優斗)は成瀬が目をつけていた犯人と思われる西田(高橋ナオ)の家に単身で乗り込んでいく。坂本からの情報でサマーフェスティバルの会場で犯人逮捕にこじつける。
会場から最後の定期演奏会に向かう。会場で坂本は、刑事時代の成瀬を訴えたのは自分だと告白する。
そして最後の演奏会が開催されて映画が終わるが、思ったほどに最後は盛り上がらなかった、というのが正直な感想。アポ電強盗の件も中途半端な感じ。これだけの役者をそろえた割には、イマイチな映画と言わざる負えない。
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